静岡の茶産業で発生する廃棄茶葉を新たな価値に変える工芸品が誕生しました。「お茶染め達磨」は、駿府の工房匠宿の染工房で活動する職人・鷲巣恭一郎が、1年以上の開発期間を経て完成させた工芸プロダクトです。 お茶製造工程で商品にならない「出物」(でもの)と呼ばれる廃棄茶葉を染料に使用。煮出した茶殻はおからや木屑と混ぜて堆肥に加工し、畑に還元するなど、製造過程全体でサステナブルを実現しています。 グレーから黒に発色するお茶染めの生地には、静岡の伝統工芸「駿河和染」の型染め技法で「茶園俯瞰図」と呼ばれる柄を施します。茶畑を空から見下ろした畝の流れを図案化したもので、達磨の顔には静岡茶の文字をモチーフにした独自の意匠が入ります。布は何度も染め重ねられ、熟練の木目込職人によって丁寧に仕立てられ、禅寺の祈祷を受けてお届けします。