引っ越したばかりの部屋って、ちょっと不思議です。自分の家なのに、まだ自分の家じゃない。段ボールがある。カーテンは付いた。ベッドもある。でも、なんとなく落ち着かない。
床に座って部屋を見渡すと、「ここで本当に暮らすんだな」と、少しだけ他人事のように思ったりします。
私は、引っ越した直後に部屋を完成させなくていいと思っています。むしろ最初の数週間は、ここにバッグを置きがち。夜はこの場所に座る。意外とこの壁は使わない。朝はここが暗い。そんなことを知る時間。
だから最初に欲しいのは、大きな家具より、
そしてもうひとつ。実用品だけではなく、「これがあると、この部屋ちょっと好きかも」と思えるもの。
今回は、引っ越したばかりの部屋が少しずつ「自分の家」になっていくような雑貨を選びました。
RÅSKOG ロースコグ ワゴン収納場所が決まっていない今こそ便利
引っ越し直後って、物の住所が決まっていません。充電器はどこに置く?薬は?ティッシュの予備は?文房具は?とりあえず段ボール。これがしばらく続きます。
そんな時期に便利なのが、IKEAの「RÅSKOG(ロースコグ) ワゴン」。三段のスチールワゴンで、キャスター付き。今日キッチンで使っていても、来月はデスク横にいるかもしれません。さらに半年後には、洗面用品を入れているかもしれない。
この商品(IKEA RÅSKOG ロースコグ ワゴン)をオンラインで探す
引っ越したばかりの部屋では、「ここ専用」じゃない収納のほうが長く使えます。
そして2026年には、レッドブラウンの新色も登場。白やベージュの家具が多くなりがちな新居に、このくらい深い色をひとつ入れるのもかわいい。
三段すべてが収納として使え、キャスターで部屋の中を移動できます。キッチン用品、デスク用品、日用品のストックなど、入れるものを選びにくいのがいちばんの魅力。
引っ越してすぐは、カテゴリーを完璧に分けないのがおすすめです。上段は毎日使うもの。中段はまだ置き場所が決まっていないもの。下段はストック。くらいで十分。
一カ月暮らしてみてから、何用のワゴンにするか決めればいいと思います。
IKEA PS 2026 LEDポータブルランプ照明ひとつで、急に“自分の部屋”になる
引っ越した日の夜。天井の照明をつける。明るい。ものすごく明るい。でも、なんだか落ち着かない。新しい部屋って、夜の照明でかなり印象が変わります。
そこで欲しいのが、小さなポータブルランプ。IKEA PS 2026のLEDポータブルランプは、高さ22cm。グリーン×ライトピンク、ブルー×ライトイエロー、レッド×ライトブルーと、少し遊びのある配色です。
コードレスなので、ベッド横。テーブル。床。まだ家具の配置が決まっていなくても、とりあえず好きな場所へ置けます。明るさも三段階。
天井照明を消して小さな灯りをつけるだけで、ホテルみたいだった新居が急に「帰ってきた部屋」になります。
充電式のコードレスで、100%・30%・10%の三段階調光。コンセントの場所に左右されないため、家具配置がまだ定まっていない時期にも使いやすいランプです。
この商品(IKEA PS 2026 LEDポータブルランプ)をオンラインで探す
最初の一台なら、部屋全体を照らす照明ではなく「夜の居場所を作る灯り」と考えたいところ。ベッドで過ごす時間が長ければ枕元。ソファが来る予定なら、その横。
家具を置いてからランプを選ぶのではなく、ランプを動かしながら自分が夜どこにいるか見つけるのも楽しいです。
使わない時は収納できるドアハンガー タワークローゼットが整うまでの救世主
引っ越した直後、服の収納はなかなか完成しません。ハンガーが足りない。クローゼットの中にはまだ箱がある。一度着た上着をどこに置くのかも決まっていない。そして最終的に、椅子の背もたれへ。こうなります。
山崎実業の「使わない時は収納できるドアハンガー タワー」は、ドアへ引っ掛けて使える折り畳み式のハンガー。開くと6カ所にハンガーを掛けられます。使わないときは、ぱたんと閉じる。
上着を掛ける。明日着る服を準備する。雨の日に洗濯物を少し干す。
「ちゃんとした収納家具を買うほどではない一時置き」に、とても強い雑貨です。
使用時だけハンガー部分を開き、使わないときは薄く収納できます。耐荷重は全体で7kg。付属の木ネジを使えば、対応する壁面にも設置できます。

使わない時は本体を折りたためてコンパクトに収納でき、新居で物を増やしたくない時期に活躍。必要に応じて出し入れできるので、引っ越し直後の限られたスペースに最適です。
これは購入前にドアの厚みと上部の隙間を必ず確認したいもの。また毎日たくさんの服を掛けっぱなしにするなら、コートハンガーのほうが向いています。
「明日着る服」「帰宅した上着」「室内干し」くらいに用途を絞ると、かなり便利です。
PÄRKLA ペルクラ ランドリーバッグ洗濯カゴは、最初から立派じゃなくていい
引っ越しの日に意外と困るのが、脱いだ服です。洗濯機はある。でも洗濯カゴがない。結果。床。
これを避けるために、一つ欲しいのがIKEAの「PÄRKLA(ペルクラ) ランドリーバッグ」。容量70L。かなり入ります。でも軽くて、価格は手頃。
半透明なので、中身もなんとなく分かります。側面だけでなく底にも持ち手があるので、洗濯機へ運んで中身を出すのも簡単。
新居で最初に買う収納用品って、このくらい気軽でもいいと思うんです。
しばらく使って、やっぱり蓋付きがいい。二つに分けたい。洗面所にぴったりの細いものが欲しい。と分かったら、そのとき買い替えればいい。
70Lの大容量ながら軽量で、使わないときは小さくできます。かっちりしたランドリーバスケットと違い、置き場所が変わっても対応しやすいのが魅力です。

新居で急ぎの洗濯物を一時的に置く場所に困ったら、シンプルで場所を取らないランドリーバッグがあると便利。スペースを有効活用しながら、クローゼットの中もすっきり保てます。
一人暮らしなら、まず一個で十分。洗濯を「白物」「色物」で分けたいと分かってから増やす。
引っ越し直後は収納用品そのものに場所を取られないものを選ぶと、部屋を考える余裕が残ります。
プレジール フロアクッションソファがなくても、ちゃんと座る場所を作る
引っ越したばかりの部屋では、大きな家具がまだ揃っていないことがあります。テーブルは来週。ソファはまだ迷っている。椅子はとりあえず一脚。そして床に座る。それも悪くありません。
でも床にそのまま座り続けると、「引っ越し作業中」という感じがなかなか終わらない。
Francfrancの「プレジール フロアクッション」は、直径50cm、高さ25cm。細かなビーズが入った、少し厚みのあるフロアクッションです。
窓辺。ローテーブルの前。ベッドの横。好きな場所へ持っていけます。
ちゃんとしたソファを決める前に、「とりあえずここが私の席」を作れる。これ、引っ越したばかりの部屋では意外と大事です。
直径50cmと大きすぎず、中材のビーズが体に沿うフロアクッション。光沢感のある起毛素材なので、床座用クッションでも生活用品っぽく見えすぎません。
この商品(Francfranc プレジール フロアクッション)をオンラインで探す
すぐにソファを買う予定なら、なくても大丈夫。
反対に、家具は暮らしてからゆっくり決めたい。友人が来たときの予備席も欲しい。床で過ごすのが好き。そんな人なら、その後も出番があります。
インテリアフレグランスオイル オータムブレンド新しい部屋を、“自分の家の匂い”にする
引っ越したばかりの家には、独特の匂いがあります。新しい家具。段ボール。掃除した床。まだ自分の家ではないような匂い。これが少しずつ変わっていくと、「あ、家になってきた」と思います。
2026年秋なら、無印良品の季節限定「インテリアフレグランスオイル オータムブレンド」も気になります。金木犀が咲く秋の夕暮れをイメージした香り。
家具の配置はまだ変わる。収納も完成していない。でも香りなら、今日から変えられます。
「自分の家らしさ」を、家具より先に香りで作ってしまう。そういう引っ越しもいいと思います。
別売りのラタンスティックを挿して使うインテリアフレグランス。2026年秋の季節限定で、今年らしさも取り入れやすいアイテムです。
この商品(無印良品 インテリアフレグランスオイル オータムブレンド)をオンラインで探す
ワンルームや小さな寝室なら、まず100ml。広いリビングなら200ml。
香りは部屋の広さだけでなく好みの強さにも左右されるので、引っ越したばかりなら小さいサイズから始めるほうが安心です。
IKEA PS 1995 時計最後に、役に立たなくても“好きな色”をひとつ
ここまで便利なものばかり選んできました。収納。照明。洗濯。服の一時置き。ちゃんと役に立つもの。
でも引っ越したばかりの部屋には、もうひとつ欲しいと思っています。なくても困らないけれど、見るとちょっと嬉しいもの。
2026年の新商品「IKEA PS 1995 時計」は、直径14cmの小さな時計。オレンジやピンクがあります。
時間ならスマートフォンで分かります。だから、この時計がなくても生活できます。でも白い棚にオレンジの時計を置く。それだけで、急に部屋に意志が出ます。
引っ越し直後って、白。木。ベージュ。黒。安全な色ばかり選びがちです。だから小さい雑貨くらい、自分が好きな色を選びたい。
14cmの小さなサイズなので、棚やデスクに置きやすく、強い色でも部屋全体を支配しません。2026年の新商品なので、今年らしいアクセントも入れられます。

引っ越したばかりの部屋には、好みに合わせて選べるシンプルな時計があると意外と役立つ。IKEAのこのモデルは、コンパクトながら存在感があり、どんなインテリアにも馴染みやすい。
大きな家具で色を入れるのは、あとで好みが変わったとき大変です。まずは時計。クッション。トレイ。小さなランプ。
簡単に場所を変えられるものから、自分の色を入れていく。引っ越したばかりの部屋には、このくらいがちょうどいいと思います。
引っ越した日に、部屋を完成させなくていい
新しい部屋に入ると、早く整えたくなります。早く段ボールを全部なくしたい。家具も決めたい。収納も完成させたい。SNSで見るような、「新居、完成しました」の状態へ早く行きたくなる。
でも、暮らし始める前には分からないことがたくさんあります。夜、どこに座るのか。帰宅したバッグをどこに置くのか。洗濯は何日おきなのか。どこが暗いのか。どの壁をよく見るのか。
だから、しばらく未完成でいい。
今年のIKEAにも、新しい仕事や新しい街への引っ越しを想定し、移動しやすく、暮らしの変化に合わせやすい「KOMPISHÄNG」コレクションが登場しています。家具や雑貨は、一度置いたらそこに固定するものではなくなってきているのだと思います。
ワゴンを動かす。
ランプを移す。
フロアクッションの場所を変える。
壁に小さな色を足す。そして、「ここが一番落ち着くな」という場所を少しずつ見つけていく。
私はそんな気がしています。だから最初は、動かせるもの。小さいもの。そして、ちょっと好きなもの。そのくらいから始めれば十分です。
引っ越して一週間。段ボールは、まだ一箱くらい残っている。でも夜、小さなランプをつけて、好きな色の時計が見えて、「あ、この部屋結構いいかも」と思えたら。もうちゃんと、新生活は始まっています。
