WEBショップで雑貨を買う。商品を選ぶ。色を迷う。サイズを見る。レビューも少し見る。一度カートから出す。やっぱり戻す。そして、

「注文を確定する」

を押す。

買い物は、ここで終わったように見えます。でもWEBショップの買い物って、実はここからもう少し続くんですよね。届くまでの数日間。私はこの時間が結構好きです。

注文完了メールを、なぜかちゃんと読む

注文した直後。メールが届きます。「ご注文ありがとうございます」はい。こちらこそありがとうございます。

別に返事をするわけではありません。でも読みます。商品名。カラー。個数。金額。間違っていない。よかった。

そして商品名を見ながら、

「本当に買ったんだ」

と、もう一度ちょっと嬉しくなります。

店舗なら、もう手元にあります。でもWEBショップではまだありません。買った。でも、ない。この少し変な状態から、楽しみが始まります。

届いたあとの置き場所を、先に考える

発送されるまでの間、買った雑貨のことを思い出します。仕事中ではありません。……たぶん。

家でふと、「あれ、どこに置こうかな」と思います。買う前にも考えていたはずです。でも買ったあとは、急に具体的になります。

花瓶なら、棚の右。いや、窓の近く。でも日差し強いかな。マグなら、今あるマグを一個移動しないと入らない。ランプなら、コンセントの位置まで確認します。

まだ届いていない雑貨のために、家の中で席を用意している。

ちょっとおもしろいです。

発送通知は、小さなニュース

翌日か、その次の日。メールが来ます。「商品を発送しました」おお。来る。ここで一気に現実味が増します。

追跡番号も付いています。押します。「荷物をお預かりしました」知っています。発送されたばかりです。でも見ます。数時間後。また見ます。まだ同じです。当然です。それでも見ます。

自分の雑貨が今、日本のどこかを移動している。

そう考えると、なんだか妙に楽しいんですよね。

配達予定日は、ちょっとだけ帰宅が楽しみになる

「明日お届け予定」となる。すると次の日は、朝から少し気分が違います。

今日は帰ったら荷物がある。仕事は普通。電車も普通。スーパーにも寄る。でも家に、昨日までなかったものが届いている。

大げさに言うほどではないけれど、

一日の最後に、小さな予定がひとつある感じ。

これがいい。

場合によっては、「置き配完了しました」の通知まで来ます。写真付き。箱が写っています。私の箱です。まだ家に帰っていないのに、一度会ったような気持ちになります。

玄関に箱があるとうれしい

帰宅。玄関に箱。あります。この瞬間が好きです。

中身は知っています。自分で注文しました。サプライズではありません。それでも、

「来た!」

となります。不思議です。

数日前、自分で画面を見て選んだものが、ちゃんと立体になって玄関にいる。WEBショップで写真を何枚も見ているのに、箱を開ける前にはまだ少しだけ未知のものです。

開封するときだけは、ちょっと丁寧になる

普段の宅配便なら、段ボールを開ける。中身を出す。終了。でも雑貨だと少し違います。

テープを切る。緩衝材を取る。薄紙を開く。箱から出す。この一連を、ちょっとだけゆっくりやります。

お店によっては、カードが入っていたり。きれいな紙で包まれていたり。小さなブランドのシールが貼ってあったり。そういうものまで、ちゃんと見ます。

雑貨を買ったのに、包装まで雑貨みたいに眺めている。

雑貨好きの面倒なところでもあり、楽しいところでもあります。

写真より少し違う、その“少し”も楽しい

箱から出す。手に持つ。「あ、思ったより小さい」とか。「この色、写真よりいい」とか。「意外と重い」とか。

WEBショップで買うと、最後の答え合わせがあります。

もちろん、「あれ、ちょっと違ったな」ということもあります。それは残念。でも思っていた以上に好きだったときは、かなりうれしい。

写真の中にあったものが、自分の部屋の光で見える。自分の家具の横にある。

ここでやっと、「買ったもの」が「うちのもの」になります。

買い物なのに、数日楽しめる

考えてみると、WEBショップの買い物は少し変わっています。

買った瞬間。注文完了メール。発送通知。追跡。配達予定。玄関の箱。開封。部屋に置く。一回の買い物なのに、楽しみが何日かに分かれています。

店舗でその日に持ち帰る楽しさとは、また別です。すぐ手に入らない。だから、その間に少し想像する。

届くまでの時間も、商品の一部みたいなものなのかもしれません。

だから、明日届かなくてもいいものを買うのが好き

もちろん、洗剤が切れた。電球が切れた。明日必要。そういう買い物は早いほうがいいです。できれば今日届いてほしい。

でも雑貨は違います。今日なくても困らない。明日なくても生活できます。

だから、注文して。ちょっと待って。届くのを楽しみにする。そのくらいがいい。

発送通知が来たら少しうれしい。玄関に箱があったら、もっと嬉しい。箱を開けて、「あ、やっぱりこれ好き」と思う。

雑貨を買う楽しみは、カートに入れた瞬間から、部屋に置く瞬間までずっと続いている。

そう考えると、届くまで二日くらい待つのも、そんなに悪くないと思います。

まあ。発送通知が来たあとは、追跡ページを何度も開きますけど。